軽はずみな誘惑 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
二十二歳と三十三歳、ラジオのDJと大企業の最高経営責任者。チャリスとリチャードの出会いは最悪だった。「ぼくの甥に手を出さないでくれ。一族の金が目当てだろう?」リチャードは初めて会ったチャリスに、ぶしつけに言った。彼の甥のケルに宛てた留守番電話のメッセージを聞いて、チャリスが十八歳の甥を誘惑していると勘違いしたのだ。チャリスはただ、ケルが送ってきたDJのテープを聞き、会いたいと言っただけなのに、いくら説明しても信じてもらえない。どうしてこんなに頑固なの?テープのできをほめてあげたのに。なぜ彼女はこうも軽はずみなんだ?まだ十代の若者を相手に…。ふたりは、お互いの大きな違いに気づかざるをえなかった。しかし、同じものも感じていた―なぜか求め合う、強い欲望を。彼女に近づいてはいけない。リチャードはそう言い聞かせながらも、甥が結局チャリスの下で働くことになると、怒りにまかせて、自分でも思いがけない態度に出てしまう。
あの日に帰りたい (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
リーバは売れっ子のトップモデル。エリオット・ソーソン三世という結婚相手として申し分ない男性に求婚もされていた。でも、断ろう。彼を愛してはいないのだから。リーバは信じていた、いつか運命のひとが現れると。そして、そのひとは現れた。撮影で訪れたカリブで出会った男性―ハンター・ジェイミソン。二人はたちまち恋に落ちる。しかしリーバには、誰にも明かせない秘密があった。母の重い病―その手術のために、どうしても必要なお金。彼女はハンターと別れ、裕福なエリオットと婚約する道を選ぶ。その先に、どんな嵐が待ち受けているかも知らず…。まさか、嘘までついて、憎しみをあおって別れたハンターが、エリオットのいとこ―ソーソン一族の一員だったなんて!やがて再会したハンターの瞳は、激しい憎悪に燃えていた。ハンター、わたしに何をするつもりなの。
ドクターの苦悩 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
新任のドクターを紹介され、看護婦のクロエは凍りついた。そんなはずは…。でも、確かにデミトリウスだわ!彼は八年前にクロエが情熱的に愛を交わした相手だが、その恋は三カ月で悲しい結末を迎えたのだった。そして今、再びクロエの目の前に立ったデミトリウスの瞳には、ひどく冷ややかな色が浮かんでいた。君は僕のことなど忘れ、幸せな結婚をしたのだろうと言いたげな色が。そう、デミトリウスはなにも知らないのだ。八年間、私が傷ついた心をかかえてつらい日々を過ごしてきたことも、彼との間にできた双子をひそかに産み育ててきたことも…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バーカー,マーガレット
フルタイムの作家であると同時に、母でもあり祖母でもある。看護婦として働いた経験を生かし、1983年以来、医療の世界を背景にした作品を数多く発表している。夫とともにイングランド東部地方に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
夢でささやいて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ここはどこかの島。潮の香とエキゾチックな花の香りが漂う闇の中でキムは男性に抱かれ、甘い言葉をささやかれる。「あなたはだれなの?」だが、夢はいつもそこでとぎれてしまう。キムは同じ夢をもう何度も見ていた。これはなにかの暗示?私は生活に変化を求めているのかしら?そんな思いに応えるように、兄から電話が入った。旧友のサムがニューヨークに戻ってきた、と。サムは、キムの少女時代の憧れの的だった。その彼がジャワ島に新会社を設立するので、現地で住まいを整えたり、さまざまな雑用を引き受けたりしてくれる人物を探しているという。エキゾチックな島に、憧れの男性―夢のとおりだ。キムはこのチャンスに飛びつき、半ば強引に彼に雇ってもらった。問題はキムの立場だった。世間体を考えれば、妻を装うのがいちばんだ。でも、彼と夫婦のふりをするなんて、かえってつらくなるのでは。
ポーシャの二都物語 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「ホワイトフライアーズ不動産です」ポーシャはオフィスにかかってきた電話に答えた。「明日パリを発って、おたくの物件を見に行くつもりだ」声の主は男性でフランス人。ひどく横柄な感じがする。ポーシャはどの物件が見たいか尋ね、その返事に凍りついた。タレット・ハウスですって…?かつて彼女が住んでいた屋敷。不意に、屋敷のキッチンから立ち上る黒い煙が脳裏に浮かび、遠い昔に失われた、いまわしい事件の記憶の断片がよみがえる。そこはポーシャが、二度と足を踏み入れたくない場所だった。「もちろん、きみが一緒に来てくれるんだろうね?」このときからポーシャは、謎めいた男へと確実に近づいていった。彼もまた、その屋敷にまつわる出来事で、大きく人生を狂わされた一人だと知ることもなく…。
はるかなるローマ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
チャーリーは初めて訪れたイタリアで途方にくれていた。小さな港町のアパートメントを祖母から相続した彼女は、そこを訪ねる途中で、道に迷ってしまったのだ。そのとき、運よく、マリーナにいる男性が目に入った。今まで見たこともないほどハンサムでセクシーな男性だ。話しかけると、幸いにも英語が通じ、彼はマッシモと名乗った。彼の案内でアパートメントにたどりついたものの、中に入ることができない。ここに泊まるつもりでいたのに…。「よかったら僕の家に泊まらないか」マッシモが言った。いかにも危険な感じがする彼の厚意に甘えていいものかしら。
内容(「MARC」データベースより)
チャーリーは初めて訪れたイタリアで途方にくれていた。小さな港町のアパートメントを祖母から相続した彼女は、そこを訪ねる途中で、道に迷ってしまったのだ。そのとき、運良く、マリーナにいる男性が目に入り…。
ルームメートの甘い罠 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
親友で元ルームメートの医師リンジーが産休をとる間、トリシアは代役を務めることになり、海辺の町にある医院にやってきた。そして、自分が住むフラットに案内してもらうのに、同じ医院に勤める医師のリースの助けを借りた。リースは妻に裏切られ、三人の幼い子供たちの面倒を一人でみながら仕事を続けている。そういえば、リンジーは彼の離婚のいきさつと家庭の事情を話し、しきりにトリシアの気を引こうとしていた。トリシアは遅ればせながら、ようやく親友のたくらみに気がついた。あとでトリシアに問いつめられ、リンジーはしぶしぶ白状した。「あなたとリースなら、うまくいくんじゃないかと思ったの」どうして彼なの?離婚で傷つき、しかも三人の子供を抱える人と?ところが、悲惨な境遇にあっても、懸命に患者の治療にあたる彼に、トリシアはいつしか手を差しのべずにはいられなくなって…。
炎より熱く (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ある朝、ジェシカは社長のブルーノに呼び出された。会社をいくつも経営し、多忙を極める彼に会うのは、これが初めてだ。尊大だという評判からジェシカがイメージしていたのは、太りぎみの中年男だった。だが、実際のブルーノは若々しく、ハンサムで、贅肉一つない引き締まった体をしていた。でも、こういう男にこそ用心しなければ。私には恋よりもキャリアのほうが大切なのだから。ブルーノの用件は、訴訟で彼の弁護をしてほしいというものだった。彼の魅力に惑わされず、職務を遂行しよう。そう心に誓ったはずが、打ち合わせのたびに調子を狂わされる。そして、いつの間にかジェシカは、彼の動きをいつも目で追うようになっていた。
プレイボーイ操縦法 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
サマンサは、ロンドンの投資信託会社に勤めるキャリアウーマン。ある経済会議でスピーチをするため、ニューヨークにやってきて、偶然、かつての恋人マットに再会した。サマンサは学生時代、当時講師だった彼と激しい恋に落ちた。だが、学生と講師の恋は学内で問題となり、やむなく別れたのだった。彼は現在ニューヨークの証券会社の最高経営責任者で、多忙を極めている。その夜、サマンサはマットに食事に誘われ、そのまま一夜をともにした。これからも会おうと彼は言ったが、忙しいふたりは思うように会えない。彼は私とつかのまの情事を楽しみたかっただけなの?疑念にとらわれていたサマンサは、ある情報を耳にした。マットの会社が株の買い占めに遭い、乗っ取られそうだというのだ。しかも乗っ取りの鍵を握るのが、サマンサの勤める会社だった。マットに味方するか、会社に協力するか、恋と仕事のはざまで悩んだ末、サマンサが出した結論は…。
オフィスを飛びだして (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ラクランを目にした瞬間、キーリーの鼓動が止まった。なんてすてきな人だろう!どこまでも青い瞳に、つややかな黒い髪。ティーンエイジャーのころ思い描いた、理想の男性そのものだ。でもラクランは大切なクライアントだし、この仕事にはわたしの昇進がかかっている。たとえ彼が思わせぶりな態度をとっても、心ときめかせている場合じゃないわ。そんな堅い決意に加えて、キーリーには男性と絶対につきあえない理由があった。
内容(「MARC」データベースより)
大切なクライアントのラクランを一目見て、恋に落ちてしまったキーリー。しかし昇進のかかった大事な仕事のため、思わせぶりな態度にも応じるわけにはいかない。それに加えて、キーリーには男性と付き合えない理由があった。
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